金色夜叉を読む
富山銀行の御曹司、富山唯継と鴫沢宮子、間貫一が出会ったのは正月のカルタ会(今で言う合コン)だった。貫一は15歳で親を亡くし、鴫沢隆三に面倒を見てもらい、ゆくゆくはお宮と結婚して鴫沢家を継ぐ、許婚だった。しかし、富山に見初められ、指にはめたダイヤモンドに目がくらみ、お宮は富山と結婚する事にする(目がくらんだのはお宮でなくて、親の鴫沢だったかも)。お宮を追いかけて熱海までやってきた貫一は、お宮を足蹴にして、あの有名な「来年の今月今夜、再来年の今月今夜・・・・・」のセリフをはいて姿をくらます。
貫一は愛を捨て、金の夜叉となって、お宮への恨みを晴らそうと、鰐淵直行の手代となった。
二人は田鶴見子爵邸で行き会うが一瞥してすれちがう。お宮はそれ以来、本当に愛しているのは貫一しかいないと気づき、心が沈んでゆく。
貫一は、金で赤樫の妾にされたが次第に高利貸しの才覚を現した満枝に言い寄られるが受け付けない。
そんな頃、代金の取立てに行った先で昔の学生仲間と会い、罵倒されたり、暴漢に襲われ瀕死の重傷を負ったりして、貫一の心に自分がやっている事に疑念が湧いてくる。お宮から鴫沢の身代を貫一に継がせて欲しいと懇願された鴫沢隆三が病院を尋ねてくるが、貫一は会おうとしない。退院間じかとなった時、鰐淵直行家が鰐淵を憎んでいる老婆に放火され、鰐淵夫妻が焼死してしまう。焼け跡に佇む貫一に鰐淵の息子直道は鰐淵の身代は全て譲るから、貫一だけでも真人間になって欲しいと諭す。貫一は涙を流す。(おわり)
(続編 金色夜叉)
焼け跡で涙した貫一だが、鰐淵家の身代を相続して、相変わらず高利貸しを続けていた。お宮と唯継の愛は深まらず、唯継は芸者愛子のところへ入り浸る。どうしても貫一に許してもらいたいお宮は、貫一に手紙を出し続けるが無しのつぶて。意を決して貫一を訪ねる。そこで、満枝と鉢合わせする。貫一はお宮を許さず。さりとて満枝も受入れず。
ある夜、貫一の家で、満枝がお宮を刺し殺そうとするが、落としたナイフで逆にお宮に刺し殺され、お宮は貫一に殺してくれ、そして許すと言ってくれと懇願、自ら貫一の手元にあったナイフに首を刺す。末期の時、貫一はお宮を許す。お宮は貫一の唾を口移しで飲んで死ぬ。死んだお宮は家をさ迷い出て、暗闇の中、崖の上から身を投げる。お宮を追った貫一が崖下でお宮を見つけ、胸に抱きかかえ「あの世では必ず夫婦になって添い遂げよう」とお宮の屍を背負い、自らも死のうとする。背負ったお宮の屍はあまりに軽く、見返すと一輪の白百合が満開の花びらを垂れて肩にかかっていた。
不思議に驚き目が覚めた。(おわり)
(続々 金色夜叉)
貫一は生きる望みを失い、あの夢のようにあった方が良かったと思い苦しくなる。仕事で塩原へ行く事になるが、そこはあの夢でお宮が身を投げた所にそっくりだった。そこは不動沢と言った。宿泊先の清琴楼で部屋に通されると、一輪の百合の花が生けられていた。
芸者愛子は親の勧めで富山唯継に身請けされるのを嫌い、死んで狭山との愛を貫こうと二人で清琴楼に泊まっていた。隣り合わせとなった貫一は愛子をお宮と重ね合わせ、二人を救った。(おわり)
(新続 金色夜叉)
お宮はなおも貫一に手紙を出し続ける。懺悔し、貫一への思いを綿々と綴り、お宮の心は愛おしい過ぎる!
貫一も、あの夢の後は、文を何度も読み返し苦悶するが、やがて破り捨ててしまう。
狭山と芸者愛子だったお静を自宅へ引き取った貫一は、お静との語らいに心が休まるのだった。
最後にまた、お宮の手紙が綿々と綴られて、なんともお宮が愛おしい。お宮と貫一はその後どうなったのだろう?貫一の馬鹿めが!!お宮があまりにも可哀相ダ!!ってチョウピンは思うのでした。
4日の夜、貰ってあったワインを一本飲み干し、夜通し読み続けたら、朝になってしまった。さァ、今日からは規則正しい?仙人生活に戻ろう!!
金色夜叉は、明治35年11月読売新聞掲載分をもって未完のまま終息してしまう。
尾崎紅葉が金色夜叉を執筆し、最後の場面として登場する塩原の清琴楼。傍らには尾崎紅葉の胸像が建っている・・・・・・でも熱海ほど有名ではない???
貫一は愛を捨て、金の夜叉となって、お宮への恨みを晴らそうと、鰐淵直行の手代となった。
二人は田鶴見子爵邸で行き会うが一瞥してすれちがう。お宮はそれ以来、本当に愛しているのは貫一しかいないと気づき、心が沈んでゆく。
貫一は、金で赤樫の妾にされたが次第に高利貸しの才覚を現した満枝に言い寄られるが受け付けない。
そんな頃、代金の取立てに行った先で昔の学生仲間と会い、罵倒されたり、暴漢に襲われ瀕死の重傷を負ったりして、貫一の心に自分がやっている事に疑念が湧いてくる。お宮から鴫沢の身代を貫一に継がせて欲しいと懇願された鴫沢隆三が病院を尋ねてくるが、貫一は会おうとしない。退院間じかとなった時、鰐淵直行家が鰐淵を憎んでいる老婆に放火され、鰐淵夫妻が焼死してしまう。焼け跡に佇む貫一に鰐淵の息子直道は鰐淵の身代は全て譲るから、貫一だけでも真人間になって欲しいと諭す。貫一は涙を流す。(おわり)
(続編 金色夜叉)
焼け跡で涙した貫一だが、鰐淵家の身代を相続して、相変わらず高利貸しを続けていた。お宮と唯継の愛は深まらず、唯継は芸者愛子のところへ入り浸る。どうしても貫一に許してもらいたいお宮は、貫一に手紙を出し続けるが無しのつぶて。意を決して貫一を訪ねる。そこで、満枝と鉢合わせする。貫一はお宮を許さず。さりとて満枝も受入れず。
ある夜、貫一の家で、満枝がお宮を刺し殺そうとするが、落としたナイフで逆にお宮に刺し殺され、お宮は貫一に殺してくれ、そして許すと言ってくれと懇願、自ら貫一の手元にあったナイフに首を刺す。末期の時、貫一はお宮を許す。お宮は貫一の唾を口移しで飲んで死ぬ。死んだお宮は家をさ迷い出て、暗闇の中、崖の上から身を投げる。お宮を追った貫一が崖下でお宮を見つけ、胸に抱きかかえ「あの世では必ず夫婦になって添い遂げよう」とお宮の屍を背負い、自らも死のうとする。背負ったお宮の屍はあまりに軽く、見返すと一輪の白百合が満開の花びらを垂れて肩にかかっていた。
不思議に驚き目が覚めた。(おわり)
(続々 金色夜叉)
貫一は生きる望みを失い、あの夢のようにあった方が良かったと思い苦しくなる。仕事で塩原へ行く事になるが、そこはあの夢でお宮が身を投げた所にそっくりだった。そこは不動沢と言った。宿泊先の清琴楼で部屋に通されると、一輪の百合の花が生けられていた。
芸者愛子は親の勧めで富山唯継に身請けされるのを嫌い、死んで狭山との愛を貫こうと二人で清琴楼に泊まっていた。隣り合わせとなった貫一は愛子をお宮と重ね合わせ、二人を救った。(おわり)
(新続 金色夜叉)
お宮はなおも貫一に手紙を出し続ける。懺悔し、貫一への思いを綿々と綴り、お宮の心は愛おしい過ぎる!
貫一も、あの夢の後は、文を何度も読み返し苦悶するが、やがて破り捨ててしまう。
狭山と芸者愛子だったお静を自宅へ引き取った貫一は、お静との語らいに心が休まるのだった。
最後にまた、お宮の手紙が綿々と綴られて、なんともお宮が愛おしい。お宮と貫一はその後どうなったのだろう?貫一の馬鹿めが!!お宮があまりにも可哀相ダ!!ってチョウピンは思うのでした。
4日の夜、貰ってあったワインを一本飲み干し、夜通し読み続けたら、朝になってしまった。さァ、今日からは規則正しい?仙人生活に戻ろう!!
金色夜叉は、明治35年11月読売新聞掲載分をもって未完のまま終息してしまう。
尾崎紅葉が金色夜叉を執筆し、最後の場面として登場する塩原の清琴楼。傍らには尾崎紅葉の胸像が建っている・・・・・・でも熱海ほど有名ではない???

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